ナメクジと言えばあまりに遅い動きから活動的なイメージがあまりありません。
そんなナメクジがいつ睡眠をとっているのか気になりますよね。
今回はそんなナメクジの睡眠に関する内容を中心に記事を書いていきたいと思います。
ナメクジの睡眠場所
ナメクジの睡眠場所は日陰など何かの障害物の隙間などです。
ナメクジは天敵などに襲われると体から粘性のある液体を分泌してその場からはがされないように張り付きます。
そうならないような狭い場所で敵から見つかりにくいところで体を休める習性があると言われています。
ナメクジの睡眠方法
ナメクジは冬眠する生き物として知られています。
冬眠というのは文字通り寝て過ごす生き物もいますが中にはじっとやり過ごし、代謝を落として消費カロリーを少なくするという意味を持つものもいます。
ナメクジの冬眠は後者に該当します。
ナメクジは変温動物ですので外気の影響を受けて代謝が変化します。
冬の寒い間などは代謝が悪くなり動きづらくなります。
そのため余計なエネルギーを使わないよう必要最小限の動きで温かくなるのを待ちます。
説明が長くなりましたがナメクジの冬眠は正確には睡眠状態ではないということです。
また、ナメクジは脳を持っておらず、頭部神経節という神経を体中に張り巡らせています。
この神経を休ませるために断続的に休むことがあります。
私たちの言う寝ている状態とは脳が活動を休止している状態を指しますので、意味合いが少し違うのかもしれません。
この神経を休ませている時間帯を睡眠と分類している学者もいますが、実のところはきちんと分類されていないのです。
神経は休んでいるだけで働いていないわけではないので誰かに質問された時などにはナメクジは睡眠をとらないと答えればよいでしょう。
研究が進んでいないのでこれから明らかになるかもしれません。
まとめ
ナメクジが正確には睡眠をとっていないということには驚きましたね。
私達の感覚ではあてはめられないような部分も併せ持っている生き物が身近にいるのは神秘的です。
次にナメクジに関する新発見をするのは学者ではない私たちかもしれないですね。