日本にいるナメクジの種類はどれくらいなのでしょうか?
外来種はいるのだろうか?
身近な生物ではありますが知られていることは案外少ないと思われます。
今回はそんなナメクジの大型種について中心に触れていきます。
外来種のナメクジ
日本では体長10センチを超える巨大なナメクジが発見されました。
茨城県土浦市と言われる関東部での発見となります。
また発見からしばらくして長野県や福島県、果ては北海道など多くの地域で目撃情報が寄せられています。
そのナメクジの名前はマダラコウラナメクジと言われる名称で呼ばれています。
大きくヒョウ柄のような派手な模様を持っているため、人によっては苦手意識を持つ人もいます。
本来の生息地はヨーロッパで輸入手段の発達によりその分布を広げていったと考えられます。
農作物の新芽などを食い荒らしますので、輸入された農作物に卵が紛れ込んでいたと考えられます。
大型種の被害
本来ナメクジは農家では害的生物として扱われています。
農作物に付着し、移動した後の粘液の跡は商品の見栄えが悪くなり、商品としての価値を下げてしまいます。
また、餌も植物の新芽などを食べるので、作物を食害し、大きな被害を出しています。
今回の外来種は体長が日本にいる平均的な種類のナメクジの倍ほどの大きさなので、食事の量も比例して多くなります。
そのため繁殖するにつれて、被害を受ける農作物の規模が大きくなることが予想されていますので、警戒される農家が増えています。
ナメクジの駆除剤を有効活用していきましょう。
スラゴなどは化学肥料などにも使われる成分が含まれており、ナメクジのみに作用し、人体やペットなどの体内に入っても害は非常に少ない優れものの駆除剤です。
畑の畝に駆除剤をまくと効率的にナメクジを駆除できます。
このとき作物にかからないように注意しましょう。
まとめ
輸送技術が発達してくるに伴って外来種の侵入が目立つようになってきました。
ナメクジの被害も侮れないですが今後も似たような被害が増えてくることが予想されています。
かわいそうですが生態系をむやみに乱さないためには仕方ないと割り切る必要があるのかもしれませんね。